※この記事は2010年6月25日のものです。
そんなわけで、シリアル回線からコマンドを発行すると、その通りに Arduino が動作するようなシェルのような物を作ってみました。
動かし方は簡単で、以下のスケッチを Arduino に流し込んだら、シリアルモニターを 9600bps で起動して下さい。そうすると「A-DOS」とか出て、プロンプト(>)が表示されます。一番分かりやすいのはデジタル13番ピンのLEDを点滅させることだと思います。通常であれば
digitalWrite( 13, HIGH );
delay( 1000 );
digitalWrite( 13, LOW );
とソースに書くところですが、この A-DOS を使う場合は
dw 13 high ;
de 1000 ;
dw 13 low ;
と、ターミナルから命令を送ってみて下さい。まあ、13番ピンの状態を手で遷移させるので、間に delay() は入れる必要はないんですが。 一行に複数の命令を書くことも出来ます。上の例であれば dw 13 high ; de 1000 ; dw 13 low ; と打ち込みます。
他にも digitalRead(dr), analogRead(ar), analogWrite(aw), tone(to), noTone(nt), millis(mi) あたりが使えます。 とりあえず、勢いで作ったんですが、これって需要ありますかね?
β版の注意!
・コマンドラインから送れるコマンドの最大長は 254 文字です・命令の最後に必ず「;」を付けて下さい
・本来なら unsigned long な所を long にしてたりするので、不審な挙動をする事があるかも
・パラメーターは一つ当たり19文字以内でお願いします(20桁の数字とかはとりあえずNGで)
・IDE は0018 を使って下さい
・Japanino の場合、シリアルモニターを起動したら Japanino を一度リセットして下さい
ダウンロードはこちら → A_DOS000002.pde