そんなわけで、行ってきましたナスラック鎌倉工場。東海道線から見えるあの工場です（どの？→大船〜藤沢間にあります）。
工場自体はすごく昔からあるんですが、工場見学はここ数年前から始めたようです。最近その情報を知ったので行ってきました！もうね、デカイ機械！すげープレス機！整理された工場！見た事無い機械！みたいな感じで。
※写真は溶接直後のシンク
場所はこちら。
まず最初にスライドで概要のお話を伺います。工場の概要だとか、ステンレスの利点とか。多分、ここにそれがまとまっていると思います。
ささ、概要を聞いたら実際の工場に移動します！工場内は機械で非常にうるさいので、各人にこのような無線機器が配られます。これで説明を聞きながら順路を進みます。
1Fの工場に入ってまず最初に目に入る標語。格好いいです。死ぬまでに一度これを叫んでみたいです。もちろん、島本和彦調で（各自脳内で再生してね）。
先ずは各素材の説明。磁石が付くタイプのステンレスもあれば、付かないタイプもあるであるだとか、各種表面処理をした物があるだとか、違いを色々と伺いました。だがしかし悲しいかな、金属の基礎知識が余りないので良く理解できない部分も (;_;) 。もうね、担当の人がステンレス好きすぎて、町中にあるステンレス製の柱の話とかを熱く語ってくれました。あああ、業界が違うと職業病の発症の仕方が違う！
そしていきなりこれですよ！2Fの高さまでそびえ立つ巨大な機械！この非日常感！ってかね、おかしいでしょ、ハシゴの付いている機械とか！
そして順路を進みます。確かこれは金属を切る機械（コレっすな）。
さらっと置いてありますが、右側のロール1個で1.7tあるそうです。車一台分くらい。潰されたら死ぬ。
綺麗にカットされたステンレス板。これが流し（シンク）に加工されていきます。
途中の機械の写真がないですが、シンクを作る行程では2回に渡ってプレスして形を整え、3段階目の機械で流しの穴をあけたり余計な”耳”を切り取ります。穴を開けるところまでは完全に機械化されていますが、最後の確認だけは人間が手でチェックて後ろに積み上げていきます。
そして溶接。水をガンガン流した状態で職人さんが溶接していきます。ぱっと見、何をしているのか判らないですが溶接してます。さらに、職人さんがゴム長にゴムエプロンと言う出で立ちなので、ここだけ魚河岸感があります。床も水浸しだし。
こちらは平らな部分の縁を曲げたり折ったりする機械。こちらは最初縦を処理して、その後90度ステンレス板の流れる方向を変えて横を処理していきます。
そして加工用の機械は延々と続く。
レーザーカッターもあるでよ！
これは流しを綺麗に磨き上げた商品の写真です。やはり傷が目立ちやすいので、それでも割り切って綺麗な流しを要望される方向けの製品だとか。ジョブスとか？
こちらはロボット溶接機。流し台が歪まないように全体を油圧で押さえ込んだ状態で溶接しています。解説をして下さった担当者の方のお気に入りの一台。
さて、ここまでで金属加工用の重い機械はおしまいで、上の階に移動します。今度は木製の扉などを加工する工程です。すいません、こっちは写真が少ないです。
各工程間で部品を移動させるための専用台車。お手製。
小学生の見学者が多いので、注意文がアレ (^_^; 。ホットメルトは切った木の板の切断面を隠すためのテープを貼るために使用するそうです。専用の機械があって、それで熱をかけて接着していきます。
梱包して出荷。もちろん曲はドナドナ。
工場の窓からはNEX見放題です。
そんなわけで全行程約一時間半、大変に見応えのある見学会でした！あと、各工程の職人の皆さん、作業中なのに挨拶までして下さってありがとうございました。ご紹介が出来なかった工程の方、申し訳ありません。
もうね、担当者の人曰く金さえ積めばどんな流しでも作れるって話なので、景気のいい旦那さんは是非ここでオールステンレスのキッチンをバーーーン！と作るのがいいと思います！収納も作れるみたいだし！ああ、自分も景気よくなってここでキッチンオーダーしたい…。
こちらの工場のページにもあったように、大船は鎌倉や江ノ島が近いので工場見学の後に色々と観光する事が出来るので、是非こちらにお越しの際には工場見学と観光をセットで。オススメ。