以前のMacBookには赤外線リモコンが付いていてコレが非常に便利だった訳なんですが、最近のMacには赤外線リモコンが付いている物が少なくなってしまいました。一部ソフトでは代替手段も無くはないんですが、未対応のアプリでプレゼンや動画や画像などのページをめくる時に面倒な事がしばしば。
そんなわけで、Macで簡単に使える赤外線リモコンのアダプターを作ってみました。商品でもあるんですが、ここは一発自作って事で。
構成としては、Arduino互換機のTrinketを使います。TrinketにはUSBにつないでキーボードやマウスのフリをさせるモード(HIDとして動作させる)があるので、今回はそれを使います。赤外線リモコンはどのご家庭にも必ず一個は余っているApple Remote。…と思ったら、意外にも余りが無かったので、急遽SANYOのXACTIのリモコンで代用。赤外線リモコン受信モジュールは秋月のOSRB38C9AAを使用。Trinketとの配線は「Arduino OSRB38C9AA」で検索をして適当に接続。
配線が終わったら、とりあえずリモコンの送出コードを取得するプログラムをお借りしてきて、リモコンの各ボタンのコードを取得。そうしたら、取得したコードとリモコンの各ボタンとキーボードを対応させるコードを書いて出来上がり。
これでキーボードの上下左右、Home、Endあたりで最低限の操作ができるアプリや、キーカスタマイズが出来るアプリは遠隔で操作できるようになりました。いや、便利、便利。
部品代だけで言えば1000円ちょっとで自分の使い方に合ったリモコンが作れるので、是非オススメです。