先日、某所でsparkfunのPro Ethernetが大分安く出ていたので数台購入した。しかし、思いも寄らぬ問題点があったので共有する。
基本的に、Pro Ethernetってこんな感じのArduino UNO互換機。
本体にはUSB←→シリアル通信のための回路がないので、別売りのUSBシリアル変換器を買う必要がある。
Pro Ethernetには7-12Vの直流をつないでよい、と書いてあるのだが、これが(間接的ではあるが)問題であった。
先日作ったチェックイン機は、実は9Vのアダプターを接続すると熱暴走する。最初、これが熱暴走だとは気付かなかった。なんらかの共振が回路間で発生しているのでは?と無知丸出しで思っていたのだが、調べてみると、Pro Ethernetの電源周りががすんげー発熱していたので、アダプター経由の給電ではなく、USBシリアル変換器経由で5Vを供給したら発熱もせずに問題なく稼働した。
ちなみに、7-12Vと書いてあるにも関わらず、試しに5Vのアダプターをつないだら、何か知らないけど安定動作している。変だと思って一応測定してみた。
先ずは、9Vのアダプターを接続して、本体5VとGNDの間で測ってみた。
次に、規格外の(そして実際に稼働している)5Vのアダプターをつないでみた。
……4Vしか出てない…。とうぜんですよねー。
でも、発熱による問題は発生してないし、Etherの通信も問題ないし、AquesTalkも動いてるし、Felicaも読めてるし、アンプも動いている。いやいや、結果で自分のしていることを正当化してはいけない。
正解は、アダプターのプラグ経由ではなく、5Vのピンに直接5Vを給電する、なんだろうけど、ケースの加工も終わった後なので、もうめんどくさいのでそのままにしてあります。
Pro Ethernetでなんか良く分からない現象やリセットが頻発したら、アダプターと熱を疑ってね、と言うお話でした。
※基盤の裏には「Pro Ethernet」って書いてあるんだけど、販売してるところの表記を見ると「Ethernet Pro」だね。どっちが正しいのやら。