そんなわけで、micro:bit互換機としてスイッチサイエンスさんが出したchibi:bit(micro:bit互換機)テスト版を入手したので、自分の判る範囲でまとめてみました。網羅的ではないし不正確な部分もあるので、速報的な感じで読んで下さいね! 2016/08/10
目次
何が出来るのか
ハードウェア的には以下のような事が出来ます。
・基板上に乗っている 5×5 のLEDの制御
・A・Bの2つのボタンからの指示
・方位センサーや加速度センサー、明るさセンサーと温度センサー
・BLE通信(まだ使った事無い)
・センサーなどの他部品との接続
・単4電池2本での駆動(3V)
ソフトウェア的には以下のような特徴があります。
・ブラウザーを使用してソフトウェア開発
・サーバー上でコンパイルしたモジュール(HEXファイル)をUSB経由でmicro:bitに書き込む
・iPhoneアプリなどで開発し、bluetooth経由でのプログラムの書き込む(ケーブルレス!)
・Scratch的なブロック状の部品を組み合わせたプログラミング
・JavaScriptやMicroPythonなど、複数言語での開発(まだ試してないけど)
ハードウェアの入手方法
現在、技適の関係で日本国内で入手可能なのはスイッチサイエンスさんのmicro:bit互換機であるchibi:bit(micro:bit互換機)テスト版のみと言う状況です。また、2016/08/09現在このテスト版にはハード的な問題があり、Bボタンが反応しないので自分で直すか、修正版の出荷を待つ必要があります。詳細はこちら。
使用方法(PCにUSBで繋ぐ場合)
基本的には「ブラウザーでプログラムを書く→出来上がったHEXファイルをダウンロードして、chibi:bitに転送する」って流れになります。
・先ずは、microbit.co.ukにあるChoose your editor and start codingを開いて、とりあえず Microsoft Block Editor にある New Project を選択しましょう
・画面が開いたらプログラムを書きます。野生の勘でガンガン行きましょう
・なんとなく良さそうな状態になったら、画面上部の豚の鼻みたいなアイコン compile を押します。そうすると、何とか.hexというファイルがダウンロードされてくるはずです
・そうしたら、chibi:bitをPC(Mac)に繋ぎます。繋ぐと外付けドライブとしてMBEDと言う名前のドライブが出来ると思います
・先程ダウンロードした、何とか.hexというファイルを MBED ドライブに放り込みます。転送が終わると勝手にchibi:bitが再起動して、プログラムを読み込み、その通りに動き始めます
※ .hexファイルを転送すると、chibi:bitが勝手に再起動してしまうため、MBEDドライブの接続が強制的に切れてしまいます。そのため、Macの場合であれば「不正な取り出し」みたいな警告が画面上に出てしまうと思いますが、そこは無視するしか。
プログラムの書き方
実はログインしなくても作れます。頑張りましょう。
(詳細は後日。)
iPhoneで開発してBluetoothで転送
素晴らしい事に、iPhone単体だけで開発してchibi:bitにプログラムをアップロードする事が出来ます。
・アプリのダウンロード(micro:bit by Laurence Rogers)
・ペアリング(Connections)
・プログラムの記述(Create Code)
・アップロード(Flash)
の手順を踏みます。
アプリのダウンロード
Laurence Rogers氏作成のmicro:bitをiPhoneにダウンロードします。
ペアリング
micro:bitアプリからプログラムをchibi:bitに転送するにあたり、アプリとchibi:bitをペアリングする必要があります。
micro:bitアプリのトップメニューから「Connections」を選んで画面の指示に従います。まず、chibi:bitのAボタン、Bボタン、リセットスイッチを同時に押しながらUSBから給電を始めます(PCに繋いでもOK)。そうすると、chibi:bitの画面に「PAIRING MODE!」と表示が出て、その後LEDに良く判らないパターンが表示されると思います。そうしたら、そのLEDパターンをmicro:bitアプリの画面に教えてやります。そうすると、次にchibi:bitのAボタンを押すように促されますのでAボタンを押すと、6桁の数字がLEDに表示されます。その6桁の数字をmicro:bitアプリに入力すればペアリングは終了です。
プログラムの記述
「Create Code」からPCのブラウザーと同じ感覚でプログラミングできるかと思います。ファイト!
アップロード
ペアリングとプログラム書きが終わったら、ようやくプログラムをBluetooth経由でchibi:bitに書き込みます。micro:bitアプリのトップメニューから「Flash」を選んで指示道りに頑張りましょう。(記事を書く電池が切れてきた)
転送が出来ない(ペアリングが出来ない)場合
転送中の急な電源断などが起きた場合、iPhoneからプログラムの転送が出来なくなってしまう場合があります。その時は、iPhoneのOSの「設定」から「Bluetooth」を選び、その中にある「BBC microbit」の右側にある(i)マークから「このデバイス登録を解除」を選んでやれば、ペアリングを最初からやり直す事が出来ます。
とりあえず今日はここまで!