皆様、二日間にわたって開催された Maker Faire Tokyo 2015、お疲れ様でした。
さて、今回Sweet Electronicsで出展した品で、自分の家に持って帰ってきた分に関して改めて写真と説明を載せておきたいと思います。
まずは今回の展示の中央に置いてあった、無線で制御可能な調光型のイヤリングです。目玉だったにも関わらず、当日の会場の無線状態の悪さに殆ど正常な稼働をさせることが出来ませんでした。制御側のプログラムはt.uehara(@usopyon)さんが担当、デザインはにゃーこちゃん(@nya_kochan)さんが担当。心拍センサーや笑顔認証との連動がウリだったのですが、僕の作ったなんちゃって電波暗室が役に立たず、残念＆申し訳なかったです。
続いて、t.uehara(@usopyon)さんと僕が着ていた「りんかい線ナウ」。これは、裏側に仕込んであるICに時刻表が書き込んであり、現在列車がどこにあるかを大まかに表示する物。各駅などのデザインはにゃーこちゃん(@nya_kochan)さんが担当。
次は、アクリル板で作る接着剤を使わないキューブ。これは技術的検証を目的として作ったので、特に機能とかはありません。ただキラキラして綺麗なだけです。接着剤を使っていないので、変な接着跡とか気泡が見えません。
次は3次元迷路。非常に細かくて複雑な迷路を手書きで作るのが面倒だったため、EXCEL+VBAを使って迷路を作製、それをIllustratorにコピペしてIllustrator側のアクションでレーザーカッターで使用できる形に成型して元の図面を作っています。ですので、サイズの変更、新規迷路の作製などを半自動でやってくれます。今まで数個作りましたが、同じパターンの迷路は一つもありません。問題点は”複雑すぎること”。中心部のT字路とか、図面とにらめっこでもしない限りは曲がれないと思います。（中に金属球が一つ入っています）
次は、アクリル＋UVプリンターで作った立体物表現。赤い皮のタマネギを等幅にスライスして写真を撮影、それをUVプリンターでアクリルに印刷して作っています。なので、正面から見ると浮いているようにも見えますが、側面から見ると見えなくなります。上に付いている取っ手を引っ張ることによって各断面を観察することも出来ます。
そして半年間作り溜めたブレッドボードアクセサリの数々。元々はにゃーこちゃん(@nya_kochan)さんがこんなの欲しい！みたいな事を言っていたのを実現する形で作り始めました。4色のカラーバリエーションのある四角い物はそれぞれのピンに予め通電してあるので、LEDを刺すとすぐに光らせることが出来ます。その他にも最小型とか、丸形とか、指輪型とか、左右一列のみに通電してある回路作成用の物とか、3Dプリンターでチョコ型にした物なども作りました。
まだありますよ。パンの写真を印刷したブレッドボード。ほら、ね、ブレッドボードだからね。奥にあるのはちょっとスタンド攻撃とか受けそうな感じのブレッドボードです。回路に問題があっても「俺はッ！今スタンド攻撃をッ！」みたいにすぐに言い逃れが出来そうで便利だと思います。
こちらはiPhoneのケース。左の物はにゃーこちゃん(@nya_kochan)さん用に作ったのですが、ちょっと鏡が欲しいときに便利だとのこと。右は自分のために作ったんですが、あまりの部品の多さに後半死にそうになってました（ピンセットで接着剤を一つ一つ付けて作っている）。
最後になりましたが、ウチの看板の一つでもあるマシュマロカタパルトです。今回、このマシュマロカタパルト目当てに来て頂いた方がいらっしゃいまして、とても感激しています。もし良ければ一緒にマシュマロカタパルトを作りましょう！
ここに挙げた物は我が家に戻って来た物だけですが、他にもt.uehara(@usopyon)さんの作ったシステムやマシュマロカタパルト、にゃーこちゃん(@nya_kochan)さんの作った
光るアクセサリなど盛りだくさんでした。
あー、この半年間、色々と良く作った！！！
謝辞：アクリルなどの加工や刺繍ミシンは食とものづくりスタジオ FERMENTさん、UVプリンターはFabLab Fujisawaさんの機材をお借りしました。いつも本当に有難うございます。